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【2025年4月】縁起がいい日カレンダー|会社設立におすすめの吉日とは?

2025年4月に会社を設立するなら、できるだけ「縁起の良い日」を選びたい——そう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本において縁起の良い日とされるのは、

  • 大安
  • 一粒万倍日
  • 寅の日
  • 天赦日

上記のような吉日などが、ビジネスの門出に最適なタイミングとして多くの経営者から注目されています。

この記事では、2025年5月の吉日をカレンダー形式でわかりやすくまとめ、「会社設立に最適な日取り」をご紹介します。気持ちよくスタートを切るための参考に、ぜひチェックしてみてください。

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そもそも「縁起がいい日」って何を指すの?

「縁起がいい日」とは、暦の中で「何かを始めるのに適した吉日」とされる特別な日を指します。とくに会社設立や開業、結婚、引っ越しなど、人生の大きな節目においては、縁起の良い日を選んでスタートを切りたいと考える方も多いでしょう。

日本の暦では、代表的な吉日として「六曜(大安・友引など)」がよく知られていますが、それ以外にも「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」や「天赦日(てんしゃにち)」、「巳の日(みのひ)」といった吉日もあり、それぞれに意味や適した行動があります。

ここでは、そんな“縁起がいい日”とは何なのか?代表的な種類とその特徴についてわかりやすく解説します。

六曜とは?縁起の良いのは大安や友引?

「六曜(ろくよう)」とは、日本の暦において日々の吉凶を示す伝統的な指標のひとつです。もともとは中国の占いを由来とする考え方で、日本では江戸時代後期から庶民の間にも広がり、現在ではカレンダーや手帳にも広く記載されています。

六曜の種類と一覧
六曜読み方時間帯による縁起
先勝せんしょう・さきがち午前:吉
午後:凶
友引ともびき朝・夕方:吉
正午:凶
先負せんぷ/さきまけ)午前:凶
午後:吉
仏滅ぶつめつ午前:凶
午後:凶
大安たいあん午前:大吉
午後:大吉
赤口しゃっこう・しゃっく朝・夕方:凶
正午:吉

六曜には以上の6種類があり、それぞれに「良い時間帯」や「避けた方がいい行動」があるとされていますので、それぞれ見ていきましょう。

先勝について

「先勝(せんしょう・さきがち)」は、「何事も早めが良い」とされる日です。

特に午前中の時間帯が吉とされており、勝負ごとや契約、開始のタイミングに適していると言われます。逆に午後になると凶に転じるとされているため、重要な予定や手続きをするなら、午前中に済ませるのが良いとされています。

友引について

「友引(ともびき)」は、「友を引く」という言葉から、「慶事には吉、弔事には凶」とされる日です。特に結婚式などのお祝い事には縁起が良いとされ、多くの人に選ばれます。一方で、「友を冥府に引き寄せる」という連想から、葬儀を避ける傾向があります。

なお、時間帯では昼(11時~13時頃)が凶、朝や夕方は吉とされることが一般的です。

先負

「先負(せんぷ・さきまけ)」は、「急ぐことを避け、慎重に行動すべき日」とされています。特に午前中は凶とされており、午後のほうが安定しやすいといわれています。

重要な判断や交渉ごとは、午後に予定を立てるのが無難とされ、無理をしないことが開運のカギと考えられています。

仏滅について

「仏滅(ぶつめつ)」は、六曜の中で最も縁起が悪いとされる日です。その名のとおり「仏も滅する日」とされ、何をするにも不吉とされるため、結婚式や開業、会社設立などの祝い事は避けられる傾向にあります。

ただし、逆に「悪いことはここで終わらせる」という意味合いで、新たなスタートを切るというポジティブな解釈をする人も増えています。

大安について

「大安(たいあん)」は、すべての物事において“吉”とされる最上の吉日です。

読み方のとおり「大いに安し」、つまり「安心して何でも進められる日」とされており、結婚・引っ越し・契約・開業などあらゆるシーンで人気があります。

現代でも「大安に挙式を」と考えるカップルは多く、式場予約が混み合うこともあります。会社設立や新規取引などにもおすすめの日です。

赤口について

「赤口(しゃっこう・しゃっく)」は、六曜の中でも注意が必要な日とされています。仏滅と並び「凶日」に分類されることが多く、特に午前・夕方は凶とされます。

ただし「正午(11時〜13時)のみ吉」とされており、この時間帯を選んで予定を組む方もいます。火や刃物に関することと相性が悪いとされるため、引っ越しや開業、手術などは避けるのが一般的です。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは、「一粒の籾(もみ)が万倍の実りをもたらす」とされる吉日です。この日に始めたことは、将来的に大きく発展するといわれており、会社設立や事業のスタートに非常に縁起の良い日とされています。

「少しの行動が大きな成果につながる」と信じられているため、法人登記や創業届の提出、銀行口座の開設などに選ばれることも多くあります。

ただし、借金やローン契約など“負の意味を持つ行為”も万倍になるという考え方があるため、借り入れに関する手続きは慎重に判断するのが良いでしょう。

2025年4月の一粒万倍日は「3日(木)、4日(金)、13日(日)、16日(水)、25日(金)、28日(月)」が該当します。

2025年の一粒万倍日(※ 不成就日 )
1月7日(火)、10日(金)、19日(日)、22日(水)、31日(金)
2月6日(木)、13日(木)、18日(火)、25日(火)
3月2日(日)、5日(水)、10日(月)、17日(月)、22日(土)、29日(土)
4月3日(木)、4日(金)、13日(日)、16日(水)、25日(金)、28日(月)
5月10日(土)、11日(日)、22日(木)、23日(金)
6月3日(火)、4日(水)、5日(木)、6日(金)、17日(火)、18日(水)、29日(日)、30日(月)
7月12日(土)、15日(火)、24日(木)、27日(日)
8月5日(火)、11日(月)、18日(月)、23日(土)、30日(土)
9月4日(木)、7日(日)、12日(金)、19日(金)、24日(水)
10月1日(水)、6日(月)、16日(木)、19日(日)、28日(火)、31日(金)
11月12日(水)、13日(木)、24日(月)、25日(火)
12月6日(土)、8日(月)、9日(火)、20日(土)、21日(日)

寅の日(とらのひ)とは

寅の日は、干支に基づき12日に1回巡ってくる吉日で、「始まり」や「出発」を象徴する縁起の良い日とされています。

寅の刻(午前3時〜5時)は、ちょうど夜明けの時間帯にあたり、新しい物事のスタートと結びつけられています。さらに、「虎は千里行って千里戻る」という故事から、出ていったものが無事に還ってくる象徴ともされ、投資や挑戦が良い結果として返ってくると信じられています。

会社設立や新事業の立ち上げ、自己投資のスタートにも適しており、「挑戦が報われる日」として注目されることが増えています。月に2回ほど訪れるため、スケジュールに取り入れてみてはいかがでしょうか。

2025年4月の寅の日は「3日(木)・15日(火)・27日(日)」が該当します。

2025年の一寅の日
1月9日(木)・21日(火)
2月2日(日)・14日(金)・26日(水)
3月10日(月)・22日(土) 
4月3日(木)・15日(火)・27日(日)
5月9日(金)・21日(水)
6月2日(月)・14日(土)・26日(木)
7月8日(火)・20日(日)
8月1日(金)・13日(水)・25日(月)
9月6日(土)・18日(木)・30日(火)
10月12日(日)・24日(金)
11月5日(水)・17日(月)・29日(土)
12月11日(木)・23日(火)

天赦日(てんしゃび)とは

暦のうえで最も縁起が良いとされているのが「天赦日(てんしゃび)」です。

「天が万物の罪を赦す日」とされ、あらゆることに対して“はじまりの許し”が与えられると考えられています。年にわずか数回(2022年・2023年はともに6日間)しか訪れないため、特別感のある希少な吉日です。

天赦日は、たとえ仏滅などの凶日と重なっても、その凶意を打ち消し、物事を良い方向へと導くといわれています。そのため、法人登記や事業開始といった“新しい挑戦”にも最適なタイミングです。

会社設立はもちろん、結婚や婚約など、人生の大切な節目にも選ばれる、まさに“最強の開運日”といえるでしょう。

2025年4月は天赦日がありません。

2025年の天赦日
3月10日(月)※この日は一粒万倍日、寅の日と重なります
5月25日(日)
7月24日(木)※この日は一粒万倍日、大安と重なります
8月7日(木)
10月6日(月) ※この日は一粒万倍日と重なります
12月21日(日)※この日は一粒万倍日と重なります

2025年4月:会社設立におすすめの縁起の良い日カレンダー

2025年4月に会社設立を予定している方にとって、「いつ登記するか」は意外と重要なポイントです。大安や一粒万倍日、天赦日などの“縁起の良い日”を選べば、気持ちよくスタートを切れるだけでなく、運気の後押しを得られるかもしれません。

本記事では、六曜や吉日の組み合わせをもとに、2025年4月中で特におすすめの設立日をカレンダー形式でまとめました。日取り選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

2025年4月における縁起の良い日をピックアップ

日付六曜一粒万倍日天赦日寅の日コメント
4月2日(水)先勝午前中に登記手続きを行うと縁起が良いとされます
4月3日(木)友引吉日が重なる、大変縁起の良い日です。設立におすすめ
4月4日(金)先負午後の時間帯に登記すると運気が上がるといわれます
4月8日(火)先勝午前中にスタートを切ると良い流れに乗れる日です
4月16日(水)先負午後の登記が吉。一粒万倍日の力で事業運もアップ
4月18日(金)大安六曜の中でも最良の日。安定したスタートを切るのに最適
4月24日(木)大安落ち着いて物事を始めるのにふさわしい吉日です
4月28日(月)仏滅仏滅ながら一粒万倍日と重なり、実は運気の良い日です
2025年4月の縁起の良いカレンダーのポイント
  • ポイント①:吉日が重なる日は会社設立に特におすすめ
    • 4月3日(木)は「一粒万倍日」と「寅の日」が重なる吉日です。このような複数の吉日が重なる日は、運気の後押しが強く、会社設立や新たな事業のスタートに最適なタイミングといえます。
  • ポイント②:六曜を活かした時間帯の工夫で運気アップ
    • 「先勝」は午前中、「先負」は午後が吉とされます。たとえば、4月2日(先勝)や4月4日(先負)などは、登記や手続きを行う時間帯に気を配ることで、より縁起の良さを活かすことができます。
  • ポイント③:仏滅でも他の吉日が重なればチャンスあり
    • 4月28日(月)は仏滅ですが、一粒万倍日と重なっています。一見ネガティブに見える日でも、吉日が重なれば開運日となり得ます。日取りの選択では「六曜」だけでなく、他の吉日の存在も加味するのが賢明です。

会社設立・起業を「避けるべき日」は?

これまでに「縁起の良い日」をご紹介してきましたが、実はその逆に、“スタートを切るには適していない”とされる日も存在します。

特に、以下のような日は暦のうえで凶日とされており、会社設立や開業などの新しい始まりには避けるのが無難です。

不成就日(ふじょうじゅび)

不成就日は、陰陽道において「何を始めても成就しない」とされる忌み日です。暦注(れきちゅう)の一種である「選日(せんじつ)」に分類され、物事の成就を妨げる日とされています。

この日に始めたことはうまくいかない、もしくは途中で挫折すると信じられており、会社設立日としてはもちろん、開業、重要な契約、出資などのタイミングにも適さないとされています。

2025年4月の不成就日は

  • 4月6日(日)
  • 4月14日(月)
  • 4月22日(火)

となっていますので、ご確認ください。

不成就日は、縁起を重視する方にとっては、特に注意したい日です。

仏滅

仏滅は、六曜の中でも「最も凶」とされる日で、「仏も滅するような日」との意味を持ちます。結婚式や入籍などのお祝い事が避けられるのと同様に、会社設立のような晴れの日に選ぶのは望ましくないと考えられています。

一般的に、仏滅は「何事も控えめにした方が良い日」とされており、新しい事業をスタートさせるには不向きとされています。トラブルや災いを招きやすいとされるため、設立日や登記日を決める際は、仏滅を避ける方が安心かもしれません。

仏滅と一粒万倍日が重なったらどうなる?

仏滅と一粒万倍日が重なる日は、必ずしも「避けるべき日ではありません。縁起にこだわるかどうか、ご自身の価値観や事業の性格に応じて判断することが大切です。

確かに、吉と凶が重なる、判断の難しい日ではあります。

というのも

  • 「仏滅」は、六曜の中でも「何事も控えるべき日」とされ、結婚や開業などのお祝い事を避ける傾向がある
  • 「一粒万倍日」は新しい挑戦に最適とされ、事業のスタートや投資、契約などにも向いている吉日である

この2つが重なる日は、吉日と凶日が拮抗する特殊な日とされ、「判断に迷う日」と言えるでしょう。

起業・会社設立日としての考え方としては、

  • 縁起にあまりこだわらない方であれば、問題なく選んでもOK
    • 実務上の制約はなく、「思い入れのある日」や「スケジュール的に都合が良い日」であれば、あえてこの日を選ぶ方も少なくありません。
  • 縁起を重視したい方は、別の日を選ぶのが無難ではある
    • どうせなら「大安 × 一粒万倍日」や「天赦日」といった、より開運効果の高い日を選ぶほうが、気持ちよくスタートを切れるかもしれません。

近年では、「仏滅=何もない日=新しいスタートにふさわしい」と前向きに捉える方も増えています。そのうえで一粒万倍日の力を借りれば、「静かなスタートが、大きな実りにつながる」というイメージで設立日を選ぶ方もいると思いますので、最終的にはご自身の好みになるでしょう。

縁起を味方につけて、ビジネスを好発進させよう!

会社設立は、あなたのビジネス人生の第一歩。スケジュールや実務の兼ね合いももちろん大切ですが、「吉日」を選ぶことで気持ちよくスタートを切ることができます。

とくに取引先や金融機関、税理士などとの関わりも生まれるタイミングです。相手に好印象を与えるという意味でも、「いつ設立するか」は意外と見られています。

未来への第一歩、どうせなら運気のいい日に踏み出しませんか?

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