顧問社労士を変更・お探しの方は100社以上のサポート実績を持つTSUMIKI社会保険労務士事務所へ

営業日とは?「翌営業日」「一営業日」「二営業日」の意味をわかりやすく解説!

本記事ではこのようなお悩みを解決いたします
  • 「翌営業日」や「一営業日後」の意味が曖昧で納期が不安
  • 営業日とカレンダー日を混同してしまい、スケジュールにズレが生じて困ったことがある
  • 契約書やメールに記載する“正確な表現方法”がわからない

ビジネスやネットショッピングなどでよく見かける「営業日」という言葉。

しかし、「翌営業日」や「一営業日後に発送」といった表現を正確に理解していないと、納期や手続きに思わぬズレが生じることもあります。

本記事では、「営業日とは何か?」という基本から、「翌営業日」「一営業日」「二営業日」などの具体的な表現の意味までをわかりやすく解説します。日常業務や買い物で失敗しないためにも、しっかり押さえておきましょう。

このページの概要

前提:そもそも営業日って何?

日常生活やビジネスの場で頻繁に使われる「営業日」という言葉ですが、いざ聞かれると明確に説明できない方も多いのではないでしょうか。まずは、営業日の基本的な定義から、カレンダーとの違い、業種による差異、そして含まれる・含まれない日までを順を追って解説します。

営業日の基本的な定義:何を指す言葉?

営業日とは、企業や団体が通常どおり業務を行っている日を指します。一般的には「平日(月〜金曜日)」のうち、祝日や特別休業日を除いた日が該当します。

たとえば、月曜日から金曜日までが通常営業で、土日祝が休業の企業であれば、営業日は月〜金曜日のうち祝日でない日ということになります。

営業日と暦日(カレンダー日)との違い

混同しがちな用語に「暦日(れきじつ)」があります。

暦日とは、カレンダー上のすべての日を指し、土日祝も含みます。一方で営業日は、企業が実際に業務を行っている日だけです。

たとえば「1営業日後に発送」と書かれていた場合、金曜日に注文した商品は、翌月曜日に発送されるのが一般的でしょう(土日が非営業日の場合)。

これを暦日で考えると、発送は土曜日になってしまうため、誤解の原因になります。

業種や企業ごとの営業日の違い

営業日は企業ごとに異なる場合があります。以下にいくつかの例を挙げます。

  • 市役所・銀行・証券会社:通常は平日(月〜金)のみ営業。祝日や年末年始は休業。
  • 小売業(スーパーなど):土日も営業していることが多く、営業日もそれに応じて異なる。
  • 美容院:月曜日を休業とし、営業日は火曜日〜日曜日になることが多い

このように、同じ「営業日」という言葉でも、その中身は業界によって異なるため、取引先やサービス提供元の営業カレンダーを確認することが重要です。

営業日に含まれる/含まれない日(例:土日祝、年末年始)

多くの企業において、以下の日は営業日に含まれないケースが一般的です。

一般的に営業日外となるケース
  • 土曜日・日曜日
  • 国民の祝日(例:元日、成人の日、敬老の日など)
  • 年末年始(例:12月29日〜1月3日)
  • ゴールデンウィークやお盆などの特別休暇

ただし、これらを営業日とする企業も存在するため、利用するサービスの「営業カレンダー」や「発送スケジュール」の確認は欠かせません。

営業日の正確な理解は、納期や手続きのトラブル回避に直結します。次章では、より具体的な表現である「翌営業日」「一営業日」「二営業日」の意味を詳しく見ていきましょう。

「一営業日」とは?

「一営業日」という表現は、ビジネスの納期や契約手続きなどで頻繁に登場しますが、その正確な意味を理解していないと、予定や対応にズレが生じる可能性があります。

ここでは「一営業日」の起算方法や「翌営業日」との関係、「一営業日以内/以降」の表現の違いと注意点を詳しく解説します。

起算日の扱い(初日不算入が基本)

「一営業日」のカウントにおいて最も重要なのが起算日の考え方です。一般的には、その日を含めず翌営業日からカウントを開始する「初日不算入」が基本とされています。

たとえば、ある手続きを月曜日に行った場合、

  • 月曜日:起算日(カウントしない)
  • 火曜日:一営業日後(=処理日)

このルールは民法の規定にも準じており、ビジネスの場でも広く採用されています。

ただし、「本日より」という表現が記載されている場合、当日を含めた起算となります。

「一営業日後=翌営業日」とはどういう意味か?

「一営業日後」と「翌営業日」は、文言こそ異なるものの意味はほぼ同じです。

どちらも「処理日や発送日などの翌営業日」を指し、混乱しやすい表現ですが、以下のように整理するとわかりやすいです。

例えば

  • 金曜日に注文 → 翌営業日(一営業日後)=月曜日(※土日休業の場合)に配送される
  • 火曜日に契約書送付 → 一営業日後に処理 → 水曜日に処理される

重要なのは、「カウント開始日は含まれない」点でしょう。

一営業日以内/以降の表現と注意点

「一営業日以内」「一営業日以降」といった表現もよく使われますが、やや曖昧になりやすいため注意が必要です。

一営業日以内一営業日以降
手続きを行った日から「翌営業日まで」の期間内を意味します。
例:火曜日に依頼 → 水曜日までに対応。
処理が「翌営業日から可能になる」という意味で、それ以前の対応はできないことを示唆します。
例:月曜日申し込み → 火曜日以降に対応開始。

文章の文脈や前提となる営業日カレンダーによって解釈が変わる可能性があるため、具体的な日付を併記するなどの工夫があると、誤解を防ぐことができます。

「一営業日」は簡単なようで誤解されやすい用語です。ビジネスシーンやオンライン手続きでのトラブル回避のためにも、正しい意味と起算方法をしっかり理解しておきましょう。

「翌営業日」とは?

「翌営業日発送」や「翌営業日にご連絡いたします」といった表現は、ネット通販や企業対応の案内などで頻繁に登場します。この「翌営業日」という言葉は、ビジネスにおける時間感覚のズレを防ぐうえで非常に重要です。ここでは、その定義や具体例、業種による違いなどを詳しく見ていきましょう。

定義:起算日から数えて次の営業日

「翌営業日」とは、手続きや依頼などを行った“営業日の翌日”にあたる次の営業日を意味します。民法上でも、期間の起算日は含めず、翌日からカウントするのが原則とされており、ビジネス実務でもこの考え方が広く用いられています。

第百四十条

日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日は、算入しない。ただし、その期間が午前零時から始まるときは、この限りでない。

e-Gov「民法(明治二十九年法律第八十九号)」より

たとえば、

  • 月曜日に注文 → 翌営業日は火曜日
  • 金曜日に依頼 → 翌営業日は週明けの月曜日(※土日が休業日の場合)

上記のような考え方となります。

祝日や土日を挟んだ例による説明

営業日はカレンダーどおりではなく、企業が稼働している日が基準となるため、土日祝を挟むと翌営業日は大きくずれる可能性があります。

通常の平日祝日を挟む場合
10月9日(金)に申請

翌営業日は10月10日(金)
10月10日(金)に申し込み

10月11日(土)・12日(日)・13日(月・祝日)は非営業日のため、翌営業日は10月14日(火)

このように、「翌営業日」と「翌日」は必ずしも一致しないことに注意が必要です。

注意点:業種ごとに営業日定義が異なる例

企業や業種によって営業日の設定は異なるため、「翌営業日」の意味もケースバイケースで変わります。

  • 金融機関:土日祝・年末年始は休業。月〜金が営業日。
  • ネット通販:一部の大手企業では土曜日も営業日として出荷対応している場合がある。
  • 医療機関:地域や施設により営業日が異なる。

そのため、「翌営業日」という表現を鵜呑みにせず、事前に対象企業の営業カレンダーを確認することがトラブル回避の鍵となります。

「二営業日」「三営業日」とは?

「二営業日後に返信します」「三営業日以内に発送予定」といった表現は、企業対応の納期や手続きのタイミングで頻繁に見かけます。

このような日数指定には、“営業日”という概念を正しく理解したうえでの数え方が求められます。この章では、「二営業日」「三営業日」の具体的なカウント方法と、よくある表現の意味の違いについて解説します。

二営業日後・三営業日後の数え方

前述の通り、営業日のカウントは基本的に「初日不算入」です。つまり、起算日(手続きを行った日)を含めず、その翌営業日から数えます

「二営業日後」の例

月曜日に依頼 → 火曜日(1営業日後) → 水曜日(二営業日後)

土日を挟んだ「三営業日後」の例

木曜日に依頼 → 金曜日(1営業日後) → 土日(非営業日) → 月曜日(2営業日後) → 火曜日(三営業日後)

このように、土日祝を挟むと実際の日数(暦日)はさらに長くなります。

土日祝日が営業日から除外されることで、“実際の待ち時間”は想定より長くなることもあるので注意が必要です。

二、三営業日以内/以降の言い回しと解釈の違い

「二営業日以内」「三営業日以降」といった表現もよく使われますが、以下のような違いがあります。

  • 二営業日以内:依頼日を含めた翌二営業日までに処理される(例:月曜依頼 → 火曜または水曜までに対応)
  • 三営業日以内:月曜依頼なら、木曜日までに処理されるのが一般的
  • 三営業日以降:起算日から三営業日経過後に対応開始(例:月曜依頼 → 木曜以降に対応)

ただし、「以内」に起算日を含めるかどうかは企業によって異なる場合があるため、明記されていない場合は問い合わせなどで確認するのが安全です。

「営業日」によくある誤解と注意ポイント

「営業日」の概念は一見単純そうに見えますが、実際には多くの人が誤解していたり、文言の微妙な違いによってトラブルを引き起こしたりすることがあります。この章では、特に注意すべきポイントをまとめて解説します。

平日=営業日と思い込む誤解

最も多い誤解のひとつが、「平日=営業日」と思い込んでしまうことです。

実際には、企業によっては平日であっても休業日となる場合があるため、必ずしもすべての平日が営業日とは限りません。

たとえば、年末年始の12月29日(金)が平日であっても、ほとんどの企業や公共機関では休業日とされていることが多く、その日は営業日から除外されます。

初日不算入と「以内」表現の混乱

「初日不算入」という原則を知らず、「一営業日以内=今日中」と誤解してしまうケースもあります。また、「以内」と「以降」の表現の違いを混同すると、納期や支払い期日の解釈に大きなズレが生じるおそれがあります。

  • 「翌営業日」:今日を含めず翌営業日を指す(起算日不算入)
  • 「一営業日以内」:今日を含めるか含めないかは企業の規定次第

曖昧な表現には注意し、可能であれば具体的な日付を確認することが大切です。

業種による営業日の違い(例:銀行・行政機関・工場など)

営業日には業種ごとの特性が大きく影響します。

  • 銀行・証券会社:通常は月〜金の9:00〜15:00のみ営業。祝日・土日は完全休業。
  • 行政機関:土日祝および年末年始は休業。郵送処理などは営業日に限る。
  • 製造業(工場):週6日稼働の企業もあれば、交代制勤務で祝日も稼働するケースあり。

このように、同じ「営業日」でも業界ごとに定義が異なるため、外部との取引では事前確認が重要です。

契約書やルール上、営業日の定義を明記すべき理由

ビジネス契約や規約文において、「営業日」の定義をあらかじめ明記しておくことは非常に重要です。なぜなら、トラブルの大半は「営業日=いつか」の認識のズレによって発生するからです。

例えば、

本契約における「営業日」とは、当社が定めるカレンダーに基づき、土日祝日および年末年始を除いた日をいうものとする。

このように記載しておけば、後の解釈で揉めることなく、契約の実効性や信頼性が高まるでしょう。

営業日は単なるカレンダー上の日付ではなく、企業の稼働と密接に結びついた重要な基準です。誤解を避け、ビジネスを円滑に進めるためには、用語の正確な理解とルールの明文化が欠かせません。

具体例で学ぶ!営業日の数え方

営業日という抽象的な概念も、実際のカレンダーに当てはめて考えると一気にわかりやすくなります。ここでは、より具体的な日付をもとに「翌営業日」「一営業日後」「二営業日以内」などの計算方法をシミュレーションしながら解説します。

例①:金曜日起点で2営業日後/3営業日後

前提:土日のみが休業日で、その他の日が営業日となっている場合、金曜日起点で2営業日後/3営業日後がどのようになるかと言うと

  • 起点日:7月25日(金)
    • 7月26日(土):休業日のためカウントせず
    • 7月27日(日):休業日のためカウントせず
    • 7月28日(月):1営業日
  • 2営業日後:7月29日(火)
  • 3営業日後:7月30日(水)

このように、金曜日に何かを依頼・注文した場合、土日を飛ばして次の週から営業日カウントが再開されます。

例②:祝日を挟んだ翌営業日、一営業日後の計算

前提:7月21日(月)が「海の日(祝日)」で、土日祝が休業の場合、

  • 起点日:7月18日(金)
    • 7月19日(土):休業日のためカウントせず
    • 7月20日(日):休業日のためカウントせず
    • 7月21日(月):休業日のためカウントせず
  • 翌営業日/一営業日後:7月22日(火)

祝日が絡むと、「単なる翌日」が必ずしも「翌営業日」にならない点に注意が必要です。特に、連休を挟む場合には、納期や期日の延長があると見込んで行動したほうが安全です。

例③:複数営業日以内の表現と期限例

「〇営業日以内にご返信ください」などの表現もよく使われますが、その解釈にも注意が必要です。

  • 前提:8月1日(木)に連絡あり、「3営業日以内に返信」と書かれていた場合
    • 8月2日(金):1営業日目
    • 8月3日(土):休業日のためカウントせず
    • 8月4日(日):休業日のためカウントせず
    • 8月5日(月):2営業日目
  • 8月6日(火):3営業日目 → この日までに返信が必要となる

このように「以内」は、起算日を含まず、カウント終了日までに完了させることを意味します。ただし、業種や企業により「起算日を含む」ケースもあるため、社内ルールや契約文書の確認が大切です。

営業日の数え方は、文章で読むよりも、実際に日付を置いて確認することで確実に理解できます。特に休業日を挟んだケースでは、「思っていたよりも遅い」対応になることがあるため、実務では余裕を持ったスケジュール感が求められるでしょう。

「営業日」や「二営業日」「三営業日」のまとめとポイント整理

営業日をめぐる表現は、一見シンプルに見えて実際は多くの誤解やトラブルの原因となることがあります。本記事では「営業日」やその派生表現の正確な意味と使い方を解説してきました。ここでは最後に、重要ポイントを簡潔に振り返り、実務で役立つ判断基準と表現の工夫について整理します。

「営業日」「翌営業日」「一営業日」「二営業日」「三営業日」を整理

表現意味
(起算日:7月1日が営業日の場合)
備考
営業日企業や業種ごとに定められた稼働日土日祝・年末年始は含まれないのが一般的
翌営業日7月2日(水)起算日を含めず、次の営業日
一営業日後7月2日(水)翌営業日と同義(通常)
二営業日後7月3日(木)翌営業日からさらに1日後
三営業日後7月4日(金)同上

ただし、祝日や土日等、その会社の休日・休業日となっている日が除かれる点は注意しましょう。

営業日の数え方で迷ったときは、以下の3つを確認しましょう。

  • 起算日は含めるのか?:原則は「初日不算入」
  • 休日カレンダーは?:企業ごとの営業カレンダーや祝日対応を確認
  • 業種特有の営業日ルールがあるか?:銀行、行政、医療、製造業などで異なる

これらを意識することで、納期・対応期日のズレを未然に防ぐことができます。

誤解を防ぐための表現方法(契約時・案内時)

営業日に関する表現は、できるだけ具体的かつ明示的にすることが重要です。

最後に、誤解を避けるための記述例を紹介します。

良い例(明確な表現)避けたい例(曖昧な表現)
「ご注文日(営業日)を含まず、3営業日以内に発送いたします」

「営業日は当社カレンダー(平日:月〜金、祝日を除く)に準じます」

「土日祝を除く2営業日以内に対応いたします」
「翌日発送」:休日を挟むと誤解の原因に

「1日以内に対応」:営業日か暦日かが不明確

営業日を正しく理解し、状況に応じて適切な表現を使い分けることで、ビジネス上の誤解やトラブルを防ぐことができます。とくに、契約書や案内文など文書に明示する際は、具体的な日数と条件を併記することが信頼性の高い対応となるでしょう。

このページの概要