一昨日の前は何て言う?3日前の言い方・一昨日の昨日など「紛らわしい日付表現」の使い分けを解説

「一昨日の前って何て言うの?」「3日前と一昨日の昨日って同じ意味?」
日常会話でよく使うのに、いざ説明しようとすると混乱しがちな『日付表現』。特に「一昨日」「一昨々日(さきおととい)」などは、響きが似ているため勘違いが起こりやすいものです。
今回のコラム記事では、こうした紛らわしい言い回しを直感的に理解できるよう、丁寧かつわかりやすく紹介いたします。正確な表現を知っておくことで、コミュニケーションの齟齬を防ぎ、文章作成でも役立つつ思いますので、ぜひご一読ください。
日付の数え方の基本と“前後表現”の整理
日付の前後を表す言葉は、一見シンプルに見えても、日常の中では意外と混乱を招きがちです。まずは「今日」を基準にした基本の数え方を押さえつつ、日常会話で頻出する“前後表現”を体系的に整理してみましょう。
「今日」「昨日」「明日」という表現
日付表現の理解は、まず「今日(きょう)」を軸に時間軸を整理してみましょう。
誰もが使う基本的な3つの言葉として
- 今日(きょう):現在の日
- 昨日(きのう):今日の1日前
- 明日(あした/あす):今日の1日後
上記があります。これらは日常会話で常に用いられる言葉ですが、後述する複雑な表現の“基準点”となります。これらを正しく把握することで、より長いスパンの表現にも自然と対応しやすくなるでしょう。
「一昨日」「明後日」など2日前・2日後の表現
ここからは、「今日」から2日離れた位置を指す言い回しを整理します。2日のズレは短い範囲ながら、耳慣れた言葉の響きが似ているため、子供からすると混乱しやすい領域でもあります。
「一昨日」の意味と使われ方
「一昨日(おととい)」は、今日から2日前の日付を示す表現です。使い方としては以下のような文脈が典型的でしょう。
- 「一昨日、友人と会いました。」
- 「一昨日のニュースをまだ確認していない。」
ビジネスシーンでも「前々日」という表現に置き換えられることがあり、状況に応じて使い分けられる傾向があります。
「明後日」の意味と使われ方
「明後日(あさって)」は、今日の2日後を意味する表現で、予定や計画を示す際に頻繁に用いられます。
- 「明後日、会議があります。」
- 「明後日までに書類を提出してください。」
フォーマルな場では「翌々日」と表現されることもあり、書面上ではこちらの表記が用いられる場合もあると思われます。
日付表現が混乱しやすい理由
日付表現が紛らわしく感じられる背景には、いくつかの要因が存在します。特に日本語は、古くからの慣用表現がそのまま残っているため、言葉の響きだけで理解しようとすると迷いやすいのが特徴です。
混乱を招く主な理由は以下のとおりです。
- 語感が似ている:「おととい」「あさって」のように音が近く、パッと聞いただけでは区別しづらい
- 基準が“今日”で固定されているわけではないケースがある:会話によっては「明日の翌日」など、基準点がずれる表現が登場する
- 口語・文語・ビジネス文書で表現が変わる:「一昨日/前々日」「明後日/翌々日」など、文脈で言い換えが必要になる
これらの要素が重なることで、特に“数日前・数日後”を表す語彙は複雑に感じられるのでしょう。
一昨日の前は何て言う?言い方一覧
「一昨日よりさらに前の日」を表したいのに、適切な単語が思い浮かばず言葉に詰まってしまう――そんな経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。この章では、「一昨日の前」の正式名称の有無や、一般的な言い回しを確認していきましょう。
「一昨日の前」の正式な表現はある?
「一昨日の前」にあたる日は単語として広く定着した“ひとこと表現”として馴染みがない方も増えているのではないでしょうか。
古くから使われる言い方が全くないわけではなく、次のような表現が用いられることがあります。
「さきおととい(一昨々日)」という言い方
「さきおととい(さきおととい/さきおとつい)」は、一昨日のさらに1日前、つまり3日前を指す古い日本語の表現です。
- 「さきおととい会ったばかりなのに、また今日会うとは思わなかった。」
- 「先一昨日の天気がとても良かった。」
ただし、この言葉は現代では一般的とは言えず、日常会話で耳にすることは少ないでしょう。年配の方や方言的に残っている地域で使われるケースがまれにある程度と言えます。
「三日前」で説明するケース
現代の日本語では、もっとも自然で誤解のない表現が「三日前」です。
- 「一昨日の前の日 → 三日前」
- 「三日前に連絡した件ですが〜」
「さきおととい」は理解されない可能性があるため、基本的には「三日前」で説明するほうが安全でしょう。
一般的に使われる表現と使われない表現
日付表現は、
- 一般的(誰にでも通じる)
- 意味はあるがあまり使われない
- 意味があいまいで避けるべき
という3つに分けると整理しやすくなります。
代表例をまとめますと、
| 表現 | 意味 | 一般性 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 三日前 | 今日から数えて3日前 | 誤解がなく便利 | |
| 一昨々日(さきおととい) | 今日から数えて3日前 | 会話では十分実用的 | |
| 一昨日の前の日 | 3日前 | 伝わりにくいため避けるべき |
上記のようになります。
総じて、「三日前」がもっとも実用性が高く、幅広い相手に誤解なく伝わるでしょう。「一昨昨日」も適切な表現ではありますが、聞き手によっては理解できない場合もあることは注意することをおすすめいたします。
口語・ビジネスでの使い分け
同じ「3日前」を表すにしても、日常会話とビジネスでは選ぶべき言い方が微妙に異なります。ここではシーン別に、誤解のない自然な言い回しを整理します。
日常会話で自然な言い方
日常的な会話では確実に「三日前」という表現が良いでしょう。ほとんどの状況で問題なく使えるはずです。
一方で、「さきおととい」は相手に通じない可能性があるため、コミュニケーションに齟齬が生じる場合が考えられます。
ビジネスで誤解のない表現
ビジネスシーンでは、誤解なく正確に伝わる表現が最優先です。そのため「三日前」を用いても良いですが、資料や正式文書では「◯月◯日」や「◯日」と日付を表記することが望ましいでしょう。
ビジネスでは、“誰が読んでも迷わない表現”を重視すべきと言えます。
日付表現の混乱を防ぐためのコツ
日付を説明するとき、「一昨日の前」「明後日の翌日」など複雑な言い方をすると、相手に誤解を与える可能性があります。ここでは、誰と話すときでも混乱が起きないようにするための“伝え方のコツ”を、実践的な視点からまとめていきます。
数字で説明する(例:2日前・3日前)
最も確実で誤解が起きない方法が、数字を使って日数で説明することです。
- 「2日前」
- 「3日前」
- 「4日前」
- 「○日の2日前」
このように数字を用いれば、聞き手が“基準日”を勘違いする可能性がほぼありません。特に「一昨日の昨日」など回りくどい表現を避けたい場合は、数値表現が最も安全でしょう。
数字での説明は、会話・ビジネス・文章のどれでも通用する万能表現である点も大きなメリットです。
ビジネスでは「◯日の◯曜日」で伝える
ビジネスでは、日付に関する誤解がトラブルに直結することも多いため、具体的な日付+曜日で伝えることも重要です。
たとえば以下のような言い回しです。
- 「◯月◯日(◯)のことです」
- 「打ち合わせは◯日の◯曜日に行いました」
- 「提出期限は◯月◯日(◯)でした」
このように、具体的に示したほうが相手に正確に伝わるでしょう。
メールや会話で推奨される表現
メールや議事録など文書で使う場合は、特に以下が安全です。
- 「◯月◯日(◯)に実施した◯◯について」
- 「締切は◯日(◯)のため、3日前の◯月◯日までにご提出ください」
文章では後から読み返すことが多いため、日付・曜日の併記が習慣化されているとミスの予防につながるでしょう。
家族・友人同士でのカジュアルな表現
家族や友人との会話では、もう少し柔らかい表現が自然に聞こえます。
- 「3日前ね」
- 「先週の◯曜日のことだよ」
- 「あの日、◯曜日だったよね」
カジュアルな場面では、相手の理解度を気にしながら、堅すぎない言い回しで十分伝わるでしょう。ただし、人数が多い場面やイベントの予定調整では、やはり具体的日付を添えておくと誤解が生じにくいと思われます。
このように、日付表現の混乱を防ぐためのポイントは、
- 数字で明確に伝える
- ビジネスでは具体的な日付+曜日
- カジュアルでも必要に応じて日付を確認
という3点に集約されます。
状況に応じて最適な伝え方を選ぶことで、日常でも仕事でもスムーズなコミュニケーションが実現するでしょう。
まとめ:紛らわしい日付表現は“数字”と“具体的日付”で回避できる
本記事では、「一昨日の前は何て言う?」「一昨日の昨日は?」といった混乱しやすい日付表現を整理し、正確で誤解のない伝え方を解説しました。
日付表現は古い言い方や地域差が残っているため、曖昧な表現を使うと相手に誤解されるリスクがあります。
そのため、日常会話では「三日前」「二日前」と数字で説明すること、ビジネスでは「◯月◯日(◯)」のように具体的な日付+曜日で伝えることが最も安全で確実と言えるでしょう。
複雑な表現を避け、誰にでも分かる言い方を意識することで、日常でも仕事でもスムーズなコミュニケーションが実現できるはずです。



